一畑電車の乗り心地、待合所で食べたバラパンの味

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一畑電車_京王5109

JR出雲市駅に着いた。ここから先、出雲大社を目指すには一畑バスと一畑電車の2つの選択肢がある。バスは直通。電車は基本的に途中で乗り換えが必要になるが少し安い。

大社行きのバス停は駅を出てすぐ目の前にあった。すでに行列が伸びつつある。様子を見ていると「あったあった!」と少々かしましい声を上げながら、若者の集団が列に合流しようとしていた。賑やかなのも良いが、今日は静かなのが好ましい。電車で行くことにした。

一畑電車の本数は、1時間に1本か2本。多いとは言えない。待ち時間があったので、売店でバラパンを購入した。出雲市のローカルパンだ。パンを丸めてバラの形にし、花びら同士は甘いクリームで繋いである。空きっ腹に美味しい、カロリーの味がした。

バラパンを食べながら待合所で待機していると、電車に乗る人が続々と人が集まってきた。中には旅行者もいるようだが、どちらかといえば地元の人が多いようだった。女子高生が大学受験について話していた。今がセンター試験(今は共通テスト)前の時期であることを思い出した。そんな会話を聞いていると、旅行者である自分がその地の生活の中に溶け込んでいるようで、さり気ない楽しさを覚える。

改札が始まった。狭い改札口に人の波が殺到するが、秩序は保たれており、スムーズに処理されていく。自分の改札を終え、2階のホームに上がった。これから乗る車両を撮影後、車内に乗り込む。乗ってみるとこれまで乗ってきたJRの車両と比べて広々としているように感じる。私が座った座席にはテーブルが備え付けられており、車内は混雑していたが寛げた。

一畑電車車内のテーブル