今回は九州への旅行。
夕刻、神戸の六甲アイランドから阪九フェリーに乗り、瀬戸内海を渡って門司港を目指す。
乗船手続きをし、船に乗り込む。普段なら仕事を終えて帰途につく時間、あるいは自宅で寛ごうとしている時間だろう。そんなときに大きな船に乗り込む。この非日常感が心地よい。
その日のクライマックスは、多くの人にとって明石海峡大橋をくぐるタイミングだったであろう。私にとってもそうだった。乗客はこぞってその優美な立ち姿をカメラに収めていた。
翌朝、目的地の門司港が近づいてきた。船の甲板に出た。風が強いが心地よかった。海には数多の船のシルエットが行き交っていた。美しい朝日を見ることができた。新しい旅への期待が高まってきた。