福岡県の「海の中道海浜公園」に来ている。その理由は前回触れた通りなのだが、それに加えてレンタルしたカメラを試してみたいという意図もあった。現在、カメラの購入を検討中で、いろいろなモデルを試している最中なのだ。
レンタルしているのは「LUMIX G99」とキットレンズの「LUMIX G 14-140 F3.5-5.6 II」だ。
結論から言うと、咲き誇る季節の花々の美しさや、たくさんの動物たちの生き生きとした様子を写し撮ることができ、大変楽しい撮影体験となった。(※執筆時点(2025/01/20)では後継機種のG99M2の発売が発表されている。初めての方にはおすすめできるカメラです。)
特に動物撮影では、広角から超望遠の入り口までカバーするズーム域(35mm換算28mm-280mm)と、ローアングルでの撮影をサポートするバリアングル液晶が役立った。目線の高さを合わせることで動物たちの世界にグッと近寄れる。
その他にLUMIX G99で気に入った点は、まずグリップ感と操作性の良さだ。グリップに十分な深さがあって握りやすく、握ったときに人差し指が自然とシャッターボタンに来る。このしっくり感には、ちょっとした感動があった。
各種ダイヤルやボタンも、グリップしたままアクセスしやすい考えられた配置となっている。ボディ単体で10万円を切るミドルクラスのカメラながら、手触りの質感も上々だと思う。
次に発色の良さ。健康的な鮮やかさと、素直で誇張し過ぎない色表現のバランスがとても気に入った。この日撮った写真を後で見返して、嬉しくなるほどだ。
今後旅行で使うことを考えると、作品としてというよりは、記録としての役割をより強く帯びた写真を撮ることが多くなるだろう。それを考えるとjpeg撮って出しの絵作りが良いことは、僕によって大きなメリットだ。
レンズも高倍率ズームながら悪くない描写だと思う。
このときの体験が決め手となり、後日、LUMIX G99を購入するに至った。