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【関東屈指の古社】茨城県・筑波山神社に行った(2018年11月)

筑波山神社サムネイル

2018年11月、筑波山神社に行きました。筑波山登山との抱合せです。

神社に詳しくなるためには私自身まだまだ修行が必要ですが、とりあえず普段気にしている由緒・社格・御祭神あたりを紹介したいと思います。

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筑波山神社の由緒

筑波山は、関東地方に人が住むようになったころから、信仰の対象として仰がれてきました。御山から受ける恵みの数々は、まさに神からの賜物でありました。その山容が二峰相並ぶため、自然に男女二柱の祖神が祀られました。
その後祖神は「いざなぎの神、いざなみの神」と日本神話で伝えることから、筑波の大神も「いざなぎ、いざなみ両神」として仰がれています。

第十代崇神天皇の御代(約二千年前)に、筑波山を中心として、筑波、新治、茨城の三国が建置されて、物部氏の一族筑波命が筑波国造に命じられ、以来筑波一族が祭政一致で筑波山神社に奉仕しました。

引用:筑波山神社

この地に神社という形で存在する前から、筑波山の山体そのものが信仰を集めていたようです。こういった場合、古墳時代とか、あるいは弥生時代から素朴な信仰の対象となっていた可能性もあるでしょう。後の世になってから社殿が作られたという流れです。

第十代崇神天皇というのは、おそらく古事記や日本書紀に名前が登場するのでしょうが、このあたりの年代だと実在の人物なのかはよく分からないことが多いです。約二千年前というのも結構アバウトなはず。しかし、逆に言うとそれくらい古い神社ということになりましょう。

第十二代景行天皇の皇太子日本武尊が東征の帰途登山されたことが古記に書かれ、その御歌によって連歌岳の名が残ります。

引用:筑波山神社

日本武尊=ヤマトタケルノミコトですね。九州から出雲、そして関東一体を平定したお話が古事記に記されています。そうか、こんなところまで来ていたんだね。

ヤマトタケルはこの後西に引き返し、熱田(愛知県)に草薙の剣を置いて伊吹山(滋賀県)に向かいます。伊吹の山の神と戦うためだったのですが、ここで怪我を追い、そのまま亡くなります。そんなお話の流れ。

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筑波山神社の御祭神

筑波山神社

先程の引用文にもあったとおり、御祭神はイザナギイザナミです。筑波山は男体山と女体山の2つの山からなり、それぞれに対応しています。ヤマトタケルと比べるとそれよりも随分前に登場する神です。

御神徳として次のように説明されています。

ご祭神の二神は日本人の祖神(おやがみ)として『古事記、日本書紀』にそのご神徳が書かれています。二神が結婚して神々を産み国産みをされたことにより、縁結び、夫婦和合、家内安全、子授け、子育て等のご神徳と、国土経営をなされたことにより、開拓、国家運営、社運隆昌、職場安全、工事安全、交通安全等のご神徳。また、豊作や大漁などの産業面、そして厄除、方位除、心願、安産、進学等の合格祈願などに祖神達の強いご神徳を戴くことができます。

引用:筑波山神社

イザナギ・イザナミは日本神話で国産みと神産みを行った男神・女神で、それ故にこのようなご神徳があるとされています。個人的にはこういったご利益的なものは期待しないのですが、関連するエピソードを頭に入れておくと楽しいので覚えています。

ちなみにこの2柱の神が祀られている神社としては滋賀県の多賀大社が有名です。

筑波山神社の社格

筑波山神社

延喜の式制(927年)で男神は名神大社、女神は小社に列しました。

引用:筑波山神社

筑波山を構成する2つの山、男体山と女体山それぞれに神が祀られていますが、どちらも延喜式内社です。

延喜式というのは平安時代の法律みたいなもので、そこにちゃんと名前が載っている、ということになります。京都からはずいぶん遠く離れてはいますが、それでも重要な神社として当時から認識されていたことが分かります。

特に名神大社というのは、うまく説明できませんが、延喜式の神社リストの中でも取り分け高いランクだと思っておけば良い…ということにしておきたいと思います。名神大社としては各地の一宮クラスかつ官幣大社・国幣大社が名を連ねています。

筑波山神社からは登山(白雲橋コース)

筑波山神社から筑波山に登る場合、白雲橋コースを行くことになります。道中、パワースポット的な奇岩を見ながら、女体山の山頂を目指します。

途中の様子はこちらの記事(【白雲橋コース】茨城県・筑波山|奇岩を見たり・関東一円を眺めたり(2018年11月))で紹介しているので合わせてご覧ください。

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