こんにちは!
お金に関してはそれほど詳しいわけではないけど、それなりに勉強したり投資をしたりしている筆者です。
今回は、【初心者向け】お金の勉強・入門におススメの本・マンガを紹介!ということでお送りします。
「そもそもお金について学ぶことに興味がなかなか湧かない!」
「これから社会人になるけどお金のことよく分からん!」
「お金について学びたいけど何からやれば良いのか分からない!」
という人は是非読んでみてください。
実は、世の中お金について知っていないと損することってたくさんあるんですよね。
この記事が学びを始めるきっかけになれば幸いです。
特に新社会人の方!是非読んでいただきたいと思います。
それではどうぞ!
Contents
そもそもお金に興味が湧かない人におススメする本・マンガ
「そもそもお金に興味ねーし」という方もいらっしゃると思います。
が、冒頭でも述べた通り、お金のことを知らないと損します。確実です。
これは経験の浅い私でも言えることです。
興味がないなら興味を持つところから始めてもらおうということで、ここで取り上げるのはマンガ・ライトノベルです。
いずれもお金や経済、経営がテーマになっている作品です。
面白いストーリーを通してお金に関する事柄・言葉に触れ、お金の知識に対するアレルギーを無くしていきましょう。
それでは行きます!
インベスターZ(著:三田紀房)
北海道札幌市にある道塾学園は、全国屈指の学業成績を誇る私立の男子中高一貫校。炭鉱開発や漁業によって財を成した豪商・藤田金七により創設された。彼の方針により、開校以来生徒やその家族には授業料などの金銭的負担を一切かけないことになっている。
入学試験満点の成績で道塾に入学した財前孝史は、始業初日の放課後に野球部の活動に加わろうとしていたところ、ちょうど野球部まで案内するという先輩に出会う。しかし、行先は校内図書館奥の扉からさらに先にある地下室であった。そこで麻雀をして遊んでいた数人の生徒は、自分たちは学校の運営資金を稼ぎ出す投資部であると名乗る。
財前は、得体の知れない投資部という存在に疑念を抱きながらも、麻雀で遊べるのならということで活動に参加することにする。
主人公・財前孝史(ざいぜんたかし)が道塾学園の投資部に無理やり入部させられるところからお話が始まります。
次第に投資に興味を持ち始める財前がカネの面白さ、奥深さを学びながら成長していきます。
お話としても続きが気になる感じでサクサク読んでいけますので、色々なお金の用語にとりあえず触れてみるのには良い本です。
学べること:
- そもそもお金とは?
- 株
- 日本企業について
- 会社四季報
- FX
- 不動産
などなど…。
ざっくりいうとシリーズ前半は株の売買がメイン。
その過程で例えばセブンイレブンやセコムなどの企業の戦略などにも触れています。あとはユーグレナ(ミドリムシの会社)とかDMMも登場しますね。
シリーズ後半にかけてその他の投資にも挑戦する財前。FX、不動産などです。
DMMの話はなかなか興味深いです。
DMMといえばアダルトコンテンツのイメージですよね。
一方でDMM FXとかDMM英会話とか、全然関係なささそうな広告も見たことあると思います。
これ実は…全然関係ないんですよね。
DMMという会社はエロ圧倒的に稼ぎ、そこから得られるお金をを源泉にしていろいろな事業に手を出してる、ってことみたい。
面白いですよね
女騎士、経理になる。(原作:Rootport、作画:三ツ矢彰)
魔物が治める魔国でクエスト中にオーク族に捕まってしまった女騎士シルヴィアは、オーク族の運営する会社は深刻な人手不足。シルヴィアはオークから経理業務のアルバイトを持ちかけられる。頼まれごとに弱いこともあって、シルヴィアは必死に勉強し魔国の資格である簿記検定にも合格する。オークの会社もいよいよ法人化というときに、人間の勇者によって会社は攻め滅ぼされ、シルヴィアは人間の国へと逃れて行く。
「くっ…殺せ!」
から始まるマネーファンタジー。
剣と魔法が火花を散らせる世界観ですが、登場するキャラクターには史実にモデルがいるようです。
そのためリアリティがあって楽しめます。
学べる事:
- 複式簿記
- お金の歴史
- 保険の歴史
などなど…。
メインで学べることは複式簿記(いわゆる簿記)。
そもそも簿記とは? 仕分けって何? ということにマンガを通して触れることができます。
各話の間のコラムもなかなか為になります。
ただ、正直このマンガだけで簿記について理解するのは難しいです。
私も初めて読んだときは「そういう言葉があるんだ~」くらいの理解をしながらお話を読み進めていました。
簿記の資格を取りたいなら勉強は勉強でちゃんとする必要があると思います。
あくまでこの本は簿記を学ぶきっかけになる、という感じですね。
私の場合、簿記の講義を10回分聞いたら1冊読む、という感じでご褒美に使っていました。
次の講義に進むため目の良いモチベーションになってたと思います。
あらかじめマンガで簿記の考え方や勘定科目を知っていたおかげで、講義で新しく出てくる概念もスムーズに受け入れることができました。そんな効果も期待できますよ。

狼と香辛料(著:支倉凍砂、イラスト:文倉十)
旅の青年行商人クラフト・ロレンスは、商取引のために訪れたパスロエ村を後にした夜、荷馬車の覆いの下に眠る1人の密行者を見付ける。それは「ヨイツの賢狼」ホロと名乗る、狼の耳と尻尾を持つ少女であった。
ホロは遙か北の故郷「ヨイツ」を離れての放浪の中、パスロエ村の麦に宿った狼であった。ホロは神と呼ばれ、長年村の麦の豊作に尽くしていたが、農業技術の進歩によって、自分がないがしろにされるのを感じ、望郷の念を募らせていた。そしてついに収穫祭の日、通りかかった荷馬車の麦束に乗り移って村を脱出したのであった。
少女が狼の化身であることを知ったロレンスは、彼女を旅の供に迎えた。2人は行商の途中、様々な騒動に巻き込まれながら、ホロの故郷を目指して旅をすることになる。
電撃文庫のライトノベルです。
漫画化、アニメ化もされています。
絵の感じは原作が一番好きかな。というか私は原作しか読んだことないですね。
『女騎士、経理になる。』と同じくファンタジー色の強い作品ですが魔法などは登場しません。
主人公は行商人のロレンス。そして狼の化身であるホロ。
商売を軸としたストーリー構成ですが、それだけでなくロレンスとホロの会話・やりとりもこの作品の魅力です。
ショップを経営するシミュレーションゲームが好きな方はハマるかも。
僕はレミュ金(レミュオールの錬金術師)好きです。
私が好きなのは何巻目か忘れましたが、ホロを取り合って魚商人のアマーティとやり合うお話。
商人同士なので決闘の道具は剣でなく金貨。
黄鉄鉱のバブルがお話の軸となっています。
学べる事:
- 信用取引
- バブル
- 為替
- インフレ
などなど…
そのための作品ではないためダイレクトに学べるわけではありませんが、それでもお話を通じて経済・経営に興味を持つきっかけになると思います。
お金についてざっくりとでいいから知識をつけたい人におススメの本・マンガ
「興味は持てた! けどまだお金について学ぶのって難しそう…。」
「勉強してみたけどややこしい言葉が多くて挫折した」
というくらいのレベル感の人はこちらで紹介する本がおススメです。
知らないと損する 池上彰のお金の学校(著:池上彰)
解説が分かりやすいことで有名な池上彰さんの新書。
懇切丁寧にお金について解説されています。
お金について、経済について俯瞰的に学ぶのに最適な本だと思います。
学べる事:
- お金の歴史
- 銀行
- 税金
- ニュースの中のお金
- 身近なお金
※目次から抜き出してきました。
前述の『インベスターZ』でもお金の歴史には触れていましたね。
『池上彰のお金の学校』ではより詳しく解説されています。さすがに書籍。
普段みなさんが使っている銀行ですが、「銀行は一体どうやって儲けているのか?」 ちゃんと説明できますでしょうか。
お金を預けておくと(雀の涙ほどにしろ)利息が付きますが、利息はなぜ付くのかとか。
本書を読むと意外にもお金のことについて知らなかったことに気づかされると思います。
また筆者はお金の資格として代表的なFP(ファイナンシャルプランナー)の勉強をしたことがあるのですが、『池上彰のお金の学校』を読んで学んでいたおかげでスッと頭に入ってきた項目がたくさんあります。
例えば買いオペ。これって初見だと結構理解が難しいところだと思うのですが、『お金の学校』で予習済みというわけ。
そんなわけでFPの試験勉強を始める前段階としても良い本です。
本格的にお金について学びたい人におススメの本・マンガ
「ざっくりとお金について分かった! もう少し深く学びたい」
そんな人におススメのの本を紹介します。
みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2019-2020年
『池上彰のお金の学校』のところで触れたFP資格のテキストです。
その分かりやすさから圧倒的な支持を集める本書。
私も実際にこの本で勉強しました。
実際に分かりやすいのと、試験に出やすい部分を中心にまとめてあるので効率的に学べました。
まとめ:お金の勉強・入門におススメの本・マンガ
それではまとめです!
繰り返しになりますが、
お金の勉強はやっておいた方が良いです! 特に新社会人の方。
- 「興味無え~」という方はマンガや小説から入ろう!
- 興味が出たら池上さんに解説してもらおう!
- 具体的に得したくなったらFP3級を取ろう!
そんな感じです。
それではまた!
