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【日帰り登山】滋賀県・伊吹山|伊吹牛乳(とカレー)がうまい【日本百名山】

伊吹山(いぶきやま)に行ったときの記事です。初回は2019年5月、2回目は2021年10月。

伊吹山は滋賀県と岐阜県の間くらいにあり、日本100名山のうちの1座です。

東海道新幹線に乗っていても見えますね。

標高は1,377mで西日本の山としては結構高め。

標高が近いところで奈良県の金剛山(1,200mくらい)がありますが、登山口の標高が低いため高低差が結構あり、山行時間も長めです。

富士山に登る練習をする山としても良いかもしれないです。(実際、1回目のときはそのつもりで登りました。)

伊吹山きついサムネイル
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※写真は5月のものと10月のものが両方あります。

最寄り駅~伊吹登山口へのアクセス

近江長岡駅

伊吹山登山口へは近江長岡駅からバスを利用することでアクセスできます。

長浜駅から行く手もありますが、メジャーなのは近江長岡駅です。)

公共交通機関で行けるのはありがたい。しかし大阪方面からだとやや運賃が高くつきますね。

概要をまとめておきますので参考にされてください。

大阪方面から近江長岡駅まで

  • ルート…大阪駅→(JR線)→近江長岡駅
  • 所要時間…約1時間40分
  • 運賃…2,310円

名古屋方面から近江長岡駅まで

  • ルート…名古屋駅→(JR線)→近江長岡駅
  • 所要時間…約1時間
  • 運賃…1,170円

近江長岡駅から伊吹登山口まで

  • ルート…近江長岡駅→(湖国バス)→伊吹登山口
  • 所要時間…約20分
  • 運賃…370円

バスの運行間隔は、時間帯にもよりますが大体1時間に1本程度あります。

駅から見る伊吹山近江長岡駅から眺める伊吹山

伊吹山登山開始

伊吹山に登っていきます。

その前に神社があるので参っていきましょう。

三宮神社に参る

三宮神社(伊吹山)

登山口すぐのところにあるのが三宮神社

三宮神社(伊吹山)

伊吹山は古事記や日本書紀に記され、神話の舞台となっています。

この三宮神社はそこへ向かう登山道の最初の聖地というワケ。

登山道の入口

伊吹山登山口

では出発です。

山頂まで6,000m。

伊吹山登山道の様子

登山口~1合目

伊吹山登山口~1合目まで

序盤は写真のように普通の山道っぽいところを歩きます。

特徴的なのは道に転がっているちょっと白っぽい岩。これは石灰岩です。

後にも述べますが、伊吹山は石灰岩の塊のような山で、それが独特の景観と生態系を育んでいます。

伊吹山1合目

林の中を行く道を抜けると1合目の標識があります。

1合目~2合目

伊吹山1合目~2合目

1合目を過ぎてすぐ、景色が開けてきます。

少し歩いて振り返るたび、目線が高くなって行きます。それが楽しみ。

伊吹山1合目~2合目

ススキがたくさん生えていました。

伊吹山2合目

2合目~3合目

伊吹山2合目~3合目

みるみる標高が高くなっていきますが、ここはまだ序の口です。

右下の方に白っぽい土地が見えると思います。

これは伊吹山で産出した石灰岩が集められている場所だと思います。

伊吹山2合目~3合目

ガッと眼の前に山体が現れ、大迫力。

伊吹山はここからが本番こっちは5月の写真。山が緑に覆われている
伊吹山2合目~3合目こちらが10月。色がぜんぜん違う

だんだん目の前に迫ってきます。これを登るんだな。

伊吹山3合目

3合目~4合目

伊吹山3合目~4合目

少し先に見える平らなところが3合目。

3合目~4合目は近く、あっという間に到着です。

伊吹山4合目

4合目~5合目

伊吹山の登山道5月の伊吹山
伊吹山5合目10月の伊吹山

5合目までやってきました。

ここから一気に傾斜がきつくなり、伊吹山登山の本番といった感じです。

写真のように、道沿いには日陰がほとんど無いので日差しがきつい季節は要注意です。

伊吹山の登山道

登り進むと岩肌の様子が少しずつはっきりしてきます。

はるか遠くに感じられる景色が、いつの間にか足元に来ているのは不思議な感覚です。

山登りをしているといつも思います。

伊吹山5合目
伊吹山を下山5月の伊吹山

ちなみに、5合目には自販機もあります。

この写真は帰りに撮ったものなので日が落ちて色合いが変わっていますね。

いい味を出しています。

5合目~6合目

伊吹山5合目~6合目

だいぶ標高が上がってました。

遠くに見えるのは、もちろん琵琶湖です。

伊吹山5合目~6合目

道の険しさも増してきます。

伊吹山5合目~6合目

伊吹山西側はこのようにかなり急峻な尾根となっています。

長浜の街、琵琶湖、そしてその対岸の山地がよく見えます。大変雄大です。

伊吹山からの眺め5月の伊吹山
伊吹山5合目~6合目10月の伊吹山

6合目近くにある避難小屋。

伊吹山6合目

6合目~7合目

この区間、道中の写真なし。

伊吹山7合目

7合目~8合目

伊吹山7合目~8合目

登山道には石灰岩がゴロゴロと転がっています。

これが伊吹山のらしさ。

伊吹山7合目~8合目

この小さな小屋の中で修行をするらしい。修験道関係のやつです。

分かりにくいですが、小屋は大きな岩の上にあります。

伊吹山7合目~8合目

斜面はこんな感じなので岩をよじ登るような箇所もあります。

伊吹山8合目

8合目~9合目~山頂

伊吹山8合目~山頂

途中、9合目の標識が見当たらなかったので一気に山頂まで行きましょう。

伊吹山8合目~山頂

8合目~9合目あたりが最も傾斜がきついところ。

スリリングで登り甲斐もあります。

最後の急登を登りきりました。いよいよ山頂です。

伊吹山山頂に到着

山頂からの眺望

伊吹山山頂5月の伊吹山
伊吹山山頂10月の伊吹山

到着です!標高は1,377m。

伊吹山山頂からの眺め5月の伊吹山

周りの山々を見下ろす標高。360度開けています。

伊吹山山頂10月の伊吹山

これは北向きの写真だったはず。

伊吹山山頂

こちらは南東方向。関ヶ原方面が見えているはずです。

山頂の様子

伊吹山山頂の様子

山頂の社。

伊吹山山頂の様子

山頂は広く、結構お店とかもあります。

山頂で食事もできます(伊吹牛乳がうまい)

伊吹牛乳伊吹山と琵琶湖をモチーフにしたパッケージのデザインがいいね。

5月に行ったときにはおにぎりを持参していたのですが、食堂的なところで食事を取っても良いかもしれません…と思っていたので10月のときはそうしました。

伊吹山に登ったらぜひ飲んでいただきたいのがこの伊吹牛乳です。おいしい。

今度行ったとも絶対飲みたいし、他のものも試してみたいと思います。ヨーグルトが気になるな。

伊吹牛乳ラングドシャ

ツレが買っていたラングドシャ。

伊吹山山頂のカレー

10月に行ったときは食堂でカレーを食べました。

ソースが付いてくるのが謎ですが、それがここのルールなら、従いましょう。

伊吹山8合目~山頂

こちらの写真は帰りに撮影。

日が傾いて、琵琶湖が輝いて見えます。

知っておくと楽しめる伊吹山の予備知識

出かけるときはその土地のことを知っておくとちょっと楽しめます。

伊吹山の成因

伊吹山はもともとは海底であり、そこが隆起してできたみたいです。

そのときに堆積したサンゴ礁が現在では石灰質の山体を形成しています。

伊吹山の石灰岩地形

伊吹山のカッレンフェルト

伊吹山ではそういった成因から石灰岩土壌に独特の地形が見られます。直方体の形をした石灰岩が並んでいますね。

このときのツレが「カルストみたい」と言っていましたが、このような地形をカッレンフェルトと言うそうです。カルストと同じく、石灰岩の土壌が由来の地形です。

石灰岩体がカッレン(カルスト化を受けやすい岩石が生じる溝状の地形)によって深く刻まれ、岩体は個々の石灰岩柱に分離し、その岩柱が規則的に配列した原野をいう。

引用:国土地理院 3.地質を反映した地形

秋吉台や四国カルストなどに代表されるように、日本では石灰岩地形が見られる箇所も多いです。

行ったことある場所では岡山県の井倉洞などがあります。

また、この土壌のためで生育する植物も独特らしいです。

伊吹山の植物

5月に行ったときには、やたらとテラテラした葉っぱの植物が生えていましたがこれもそうなんだろうか。

石灰岩の産出

伊吹山では戦後すぐから大阪セメントによって石灰岩の採掘が行われてきました。大阪セメントは現在の住友大阪セメントの前身です。

石灰岩の主成分は炭酸カルシウムで、工業的に非常に重要な原料。主要なところではセメントの原料となります。

日本では珍しく自給できている鉱物です。

2003年に伊吹工場でのセメントの生産は停止されていますが、逆に言えば結構最近まで稼働していたんですね。

バスで駅から登山口に向かう途中、すごく長い渡り廊下のようなものが見えますが、これはおそらく中にベルトコンベアがあり、採掘場から集積場まで運搬していたのでしょう。

古事記・日本書紀における伊吹山

古事記と伊吹山

引用:マンガ 面白いほどよくわかる!古事記

伊吹山は古事記日本書紀にもその地名が登場します。

ヤマトタケルノミコトが東方を征伐した後、ここで伊吹山の神と戦い、敗れるという物語です。

古事記では白い大きなイノシシ、日本書紀によれば大きな蛇が神の姿として描かれます。

実際、伊吹山山頂にはヤマトタケルノミコトの像と白いイノシシの像がありました。

ヤマトタケルノミコト繋がりだと、近江国一宮である建部大社の御祭神でもあったはず。

織田信長とハーブガーデン

かつて織田信長がポルトガル宣教師の申し出を聞き入れてハーブガーデンを作ったそうです。

そのときにもたらされた種が現在の植物分布にも影響しているみたい。

石灰岩の土壌、高地であることと合わせて独自の分布となっているみたいです。

伊吹山まとめ

まとめです。

アクセス方法や山行時間、装備など。

アクセス方法

[大阪方面からの最寄り駅]

  • ルート…大阪駅→(JR線)→近江長岡駅
  • 所要時間…約1時間40分
  • 運賃…2,310円

[名古屋方面からの最寄り駅]

  • ルート…名古屋駅→(JR線)→近江長岡駅
  • 所要時間…約1時間
  • 運賃…1,170円

※米原駅が近いので遠方からは新幹線も使えます。

[登山口までのアクセス]

  • ルート…近江長岡駅→(湖国バス)→伊吹登山口
  • 所要時間…約20分
  • 運賃…370円

長浜駅からもバスが出ているようですが、近江長岡駅を利用するのがポピュラーな感じです。

山行データ

  • コース:伊吹登山口~山頂~伊吹登山口
  • 最高地点:1,377m
  • 高低差:1,200m
  • 距離:10.6km
  • タイム:約7時間

【1回目】2019年5月25日の記録(初夏)

気温はそれほどでもないですが、5月はかなり日差しがきつく、対策が必要です。

シーズン的には秋に行くほうがベターかもしれません。

【2回目】2021年10月23日の記録(秋)

[装備]

  • インナー…ジオライン中厚手(モンベル)
  • 上半身…ウィックロン長袖(モンベル)
  • 下半身…リッジラインパンツ(モンベル)
  • アウター…ポケッタブルパーカー(ユニクロ)

[持ち物]

  • 水分…2.5L(500mlペットボトル×5)
  • 行動食…塩キャラメル、芋ようかん、パン(※山頂でカレーを食べた)

この季節はすでに結構寒いので十分な防寒対策が必要です。

歩くと暑い、立ち止まると寒いというパターンなので、アウターに着脱しやすいものを持っていくと良いと思います。

標高が上がれば上がるほどは風も厳しくなってくるので、寒がりな人はダウンを持っていても良いかもしれません。

日が落ちると急激に寒くなるので、朝早く登る、早く降りるのが鉄則です。

関連本

引用した古事記のマンガです。

山の成因とかについて勉強しておくのもよし。

深田久弥著、日本百名山もご紹介しておきます。

地図帳もあるんだ。これは良さそう。

伊吹山初挑戦の際はトレーニングをしっかりしよう

伊吹山は西日本の山としては標高が高めです。

山行時間が結構長いので、しっかり準備と体力づくりをしておいたほうが良いでしょう。

この山だとちょっとしんどうそうだな…という場合にはもう少し難易度の低い山でトレーニングしてきましょう。

近畿圏だと奈良県の金剛山などがおすすめです。

【日帰り登山】奈良県・金剛山|千早城跡など歴史ファンにもおすすめ(2021年10月)2021年10月、金剛山に登ってきました。 奈良県と大阪府の間にあり頂上は1,125m。(和歌山県の県境も近い) 近鉄やJR...

こちらの記事にて伊吹山に挑戦するときのポイントをまとめています。

伊吹山きついサムネイル
【伊吹山は結構きつい】2回登ったので必要な準備・ポイントを解説【季節も大事】 「伊吹山に登るのってどれくらいきついんだろう?」 「初心者でも大丈夫かな?」 「登るとしたらどんな準備をしていったら...